|
野山のいたるところで見られるツル性の草があります。
夏になるとそこいらの木を覆い尽くすほど成長しています。
当然、ねずみ島にもあります。
この雑草の王様のような植物、名前も知らなかったのですが、
今日、この草に花が咲いていたので、調べてみました。
花からだと調べやすいのですね。
いやあ、恥ずかしながら42年間知らずに生きてました。
この雑草は「葛(くず)」だったんですね。
根は葛粉や葛根湯の原料となり、
葉は栄養豊富で家畜のえさに最適だとか。
ツルから取れる繊維で葛布(くずふ)という布も作られるそうです。
布と言えば、もう一種類とてつもない生命力の雑草がありまして、
これも、いたるところで見かけるのですが、カラムシという草でした。
最初ヤブマオかと思いましたが、花の付き方から見てカラムシですね。
で、このカラムシも茎から上質の繊維が取れるそうです。
葛もカラムシも地味で生命力ばかり強い雑草と思っていましたが、
とても役に立つ植物だったんですね。

【葛の葉.jpg : 17.8KB】

【葛の花.jpg : 19.3KB】

【カラムシ.jpg : 19.4KB】

【カラムシの花.jpg : 22.4KB】
|
|