日本泳法とは |
周囲を海に囲まれた日本には太古の昔から様々な泳ぎ方があったに違いありません。その中で主に武士が戦場において用いる泳ぎが江戸時代に武道として高められたものが日本泳法です。クロールなどの「近代泳法」に対して「古式泳法」と呼ぶこともありますが、日本水泳連盟では「日本泳法」という呼び方で統一しています。現在、由緒のはっきりしている流派としては十三の流派が伝えられています。
|
日本泳法十三流派
| 発祥 | 現在伝承されている地 |
神 統 流 (しんとうりゅう) | 鹿児島 | 鹿児島 |
小堀流踏水術 (こぼりりゅうとうすいじゅつ) | 熊本 | 熊本、長崎、京都、東京 |
山 内 流 (やまうちりゅう) | 豊後臼杵 | 臼杵 |
主馬神伝流 (しゅめしんでんりゅう) | 伊予大洲 | 大洲、松山 |
神 伝 流 (しんでんりゅう) | 松山 | 津山、東京、広島、岡山、全国 |
水 任 流 (すいにんりゅう) | 讃岐高松 | 高松 |
岩 倉 流 (いわくらりゅう) | 和歌山 | 和歌山 |
能 島 流 (のじまりゅう) | 和歌山 | 近畿 |
小 池 流 (こいけりゅう) | 和歌山 | 東海、近畿 |
観 海 流 (かんかいりゅう) | 伊勢 | 伊勢、津、関西一円 |
向 井 流 (むかいりゅう) | 江戸 | 東京、会津、北海道 |
水府流水術 (すいふりゅうすいじゅつ) | 水戸 | 水戸、東京 |
水府流太田派 (すいふりゅうおおたは) | 江戸 | 東京、全国 |
|
各流派の概要 |
各流派の沿革等は日本水泳連盟日本泳法委員会による日本泳法概説をご覧下さい。 |