雲助唄
長崎游泳協会の名物「大名行列」で輿を担ぐ雲助役の生徒・教師が唄います。雲助唄の作者は不明ですが、65年記念誌によると団平船の名船頭であった井上勝次郎氏が雲助唄の先生であったそうなので、井上氏が作者なのかもしれません。日本各地の港町には“オハラ”という囃子詞が入る酒盛り唄「おはら節」が多数あり、その言葉を使ったことからも作者が海運関係、即ち井上氏の作によるものである可能性は高いです。2番の歌詞は殿様御輿を担ぐ教師は「殿様ァー」姫御輿を担ぐ生徒は「姫様ァー」と唄います。
歌:HACHIRO with 3 mice
雲のエー 雲助ャー
半纏育ち
長いエー 着物ニャー
オハラ 縁がない
アー ホイカゴホイカゴ
俺がエー 殿(姫)様ァー
お慈悲なお方暑さエー いとわず
オハラ お見廻り
アー ホイカゴホイカゴ
風はエー 吹け吹け
荒波ミャー さわげ
風がエー ないだら
オハラ 眠くなる
アー ホイカゴホイカゴ
雲のエー 雲助ャー
けいべつするな
諸国エー 諸大名の
おはら 命船
アー ホイカゴホイカゴ